どんなビジネスにおいても事業計画書と言うのは大切です。それはネイルサロンも同じ。
簡単に開業出来てしまうから必要ないと思われがちですが、どんなサロンにするのか?客単価はいくらか?1日の客数は何人か?従業員は?設備は?物件は??
事業計画書をつくりっていくと、オープンするまでにはかなりの障壁があることがわかってくるかと思います。
スムーズにオープンさせ、経営を安定させるためにも、まずは事業計画書を書いていきましょう。
事業計画書をつくる3つの理由とは?
冒頭でもお話したように、事業計画書の作成は大切です。
事業計画書を作る目的は大きく3つに分けられます。
順番に説明をしていきますので、まずは概要を確認してもらえればと思います。
(1)頭の中を整理しゴールを明確にする
「好きなネイルでお店を作る!」
「こんなサロンがあったらいいな。」
「まずはマンションの一室から始めよう。」
多くの方はこんな感じでネイルサロンを作ろうとしますが、残念ながら大半は失敗に終わります。
なぜなら多くの方がお店の開業をゴールにしているためです。開業以降の事を考えていません。
事業計画書をつくることで、最初のゴールである開業から1年後、2年後といったオープン後の計画を経てることも大切です。
たくさんのアイデアやプランがあるかと思います。
それらを実現へと向けるために、頭の中を一度整理して事業計画書を作成しましょう。
(2)事業内容を第三者に理解してもらう
ネイルサロンをオープンさせる際に、全て自己資金でまかなおうと考えている方は少ないかと思います。
彼氏や旦那、両親からの借り入れや、日本政策金融公庫の融資を受けたりなど、様々な人たちの協力が必要不可欠となります。
その時に事業計画書は彼らからの協力を得るための説得材料として活用できます。
また、その際に協力者からの助言も受けることが可能です。
事業計画書が無い場合は、そうした協力を得ることも難しく、オープンまでの道のりはより険しくなります。
日本政策金融公庫 公式URL:https://www.jfc.go.jp/
実際に使用した事業計画書を当サイトでも販売しているので参考にしてください。
また、物件を取得する際に大家さん側から事業計画書の提出を求められるケースも多々あります。
特に人気物件などになると、末永くテナントに入居してもらいたいと考えているので、資金繰りやビジネスの展開など第三者にわかりやすく提示できる事業計画書は必須と言えます。
(3)開業後の現状把握と軌道修正
事業計画書を作成することで、開業後の経営状態を客観視することができます。
また、計画書の内容は随時見直し、軌道修正をすることでビジネスの2年後・5年後・10年後と見通しを立てることもできます。
何事も最初から全て上手くいくことはありません。当初作成した事業計画書は随時更新をしていきましょう。
事業計画書の作成で必要な項目は?
一般的な事業計画書の場合、必要な項目は売上計画、経費・収支計画、集客計画、出店計画などになります。
これらの計画を経てることはモチロンですが、ネイルサロン経営の場合もうひとつ大切なことがあります。
それは、サロンコンセプト。
サロンコンセプトが確立していなければ、他の競合ライバルネイルサロンとの差別化が出来ません。
差別化ができなければ、自然と価格競争に巻き込まれてしまい、利益率の低いビジネスモデルになってしまいます。
「誰に」「何を」「どうやって」商品を提供したいのかということを考えれば、自然とサロンコンセプトは完成します。
そして、サロンコンセプトを元にして、売上計画、経費・収支計画、集客計画、出店計画など詳細を考えていきましょう。
ある程度の計画書がまとまったら、1年後、2年後、3年後と計画を立てていきましょうね。
同じようなネイルサロンでは価格競争が始まってしまい、薄利多売のビジネスになってしまいます。
サロンコンセプトをしっかりと決めて、販売商品に付加価値をつけましょう。
繁盛ネイルサロンの事業計画書を販売
必要な計画書は多岐にわたります。
初めて作る際はどこから作ればいいのかわからない!といった悩みもあるかと思います。
そこで実際に弊社で行っているネイルサロンの情報を詰め込んだ事業計画書を販売いたします。
テンプレートにそって、ご自身のビジネス環境に置き換えてご利用ください。
まとめ
「小さなネイルサロンを作るだけだから事業計画書なんていらない。」と考えていると痛い目に合います。
自分の頭の中だけの思考をしっかりアウトプットすることで、思いがけない抜けや、逆に新しいビジネスチャンスを発見することもあります。
ネイルサロンの開業を考えているのであれば、まずはノートなどにアイディアなどをまとめて、事業計画書の作成に進めていきましょう。